相手の決断を促せ!
交渉すること3時間。
それでも買ってもらうことができなかった。
相手が優柔不断でなければ、
こんな無駄な時間を過ごすことは
なかったのに。
その3時間があれば、
仕事の溜まったメールを
返すことも出来るし、
明日までに終わらせなきゃいけない
資料を作成することもできたかもしれない。
もしも、優柔不断なお客さんを
すぐに決断させることができたら
どんなにいいだろう。
そんなことを考えたことはないですか?
決断を促す方法で、
戦争中にこんな実験がありました。
(ちなみに
片面提示→メリットだけを言う
両面提示→メリットデメリットを伝える)
アメリカで行われた実験で
ドイツが降伏した後
「日本との戦争がまだどのくらい続くか」
をテーマとし、
約600人の兵士たちに「かなり長びく」
と説くものであった。
ある兵士は「長びくことの根拠」
ばかりを聞かされる一面提示法。
ある兵士は「早く終わることの根拠」
も交えつつ「やはり長びくだろう」
という両面提示法の説得。
説得効果をみてみると、
どちらの説得法がより効果的かは、
相手との関係により異なっていた。
はじめから「長びく」と考えていた兵士には
一面提示法が効を奏した。
これに対して、「早く終わる」と
考えていた兵士には
両面提示法のほうが有効だった。
このように、相手と同じ意見
を持ってる場合にはメリットだけを伝え
そうでない場合には、メリットデメリット
両方を伝えた方がいいと分かるだろう。
なので、まずは
お客さんと自分との関係性を
把握することから初めましょう!
把握したら、そのお客さんには片面提示
のがよいのか、両面提示のが良いのかを
判断し、使い分けましょう。